2011年3月21日月曜日

Sony NEX-5Dの価格がお求めやすくポチッ。でレビューです。

自称Street Photographerという視点からSony NEX-5(3)というシステムは実際問題どうなんですか?というレビューです。ちなみに僕のはNEX-5Dというダブルレンズキットで16mm(換算24mm)の単焦点レンズと、18-55mm(換算28-82mm相当)のズームレンズがセットになっています。ご存知のとおりストロボは外付けで、ちゃんと同封されていました。
さて、気になるポイントごとに私が出した評価は以下の通りです。ちなみに最新ファームVer3でありますよ。

1.AFの速さ。正確さ。
速さに関してはパナソニックの最新機種に及ばずオリンパスよりは速めという感触。ご存知のとおり、半押しする前から常に最適なAFを探すような動きをするので、あらかじめ被写体を捉えていればストレス無い。しかし、少し照度が少なくなったり振りかざして被写体を入れてAFしようとするとモタつきイラつきもあるのも事実。
場合によってなんちゃって置きピンも可能なようだ、広角寄りの16mm f2.8のレンズなら、MFにして2-3m位のモノにあらかじめピントを合わせておく。あとはノーファインダーでもなんでもバンバンシャッターを切っていくというもの。フォーカスリングはオリンパスの17mmよりもトルクがあって簡単には回らない感じだが、場合によってはパーマセルなんかで固定しとけばなんとかなりそう。そしてスリープや電源カットしてもこのフォーカス位置が変わらないのもいいところである。

2.バッテリーの持ち。
ミラーレース機は概ね電池を多く消費する。NEX-5はカタログ値で330枚である。実際使ってみたところ、ほぼカタログ通りの枚数が撮れた。気温は低いので暖かくなればこれ以上撮れそうな感じである。設定は液晶デフォルト、スリープも1分である。

3.液晶の見やすさ
これは非常に見やすい素晴らしい液晶である。屋内ではボケの確認まで含めて文句なく、屋外でも認識は高い。ピーカンでピントが分かりやすいか?と言われれば難しいところだが、そういう場合ほとんど絞り込まれることもあり、コンデジ風に構図確認とプラスアルファーと思えば上出来と思う。モニター明るさの設定で屋外晴天というモードが存在する、電池はその分消費すると思われる。また、私がやりたかったウエストレベルでの撮影がとても便利なチルト式の液晶モニターはかなりポイントが高い。

4.操作性
もともとコンデジからのステップアップを狙った機種のため、極めて押すだけカメラに仕上げてある。これはあくまでも仕上げているだけである。ぼかしコントロールなる絞り操作をこういう呼び方で初心者にも分かりやすくしている。ただし、これは初心者に限ってのことで、ちょっとでも基本的カメラの仕組みを理解しているとややこしく、メニューの奥まで入らないと変更できない項目もあったりした(ようだ)それがバージョン3でそれなりに改善されて使いやすくなっている。(前よりは)

分かりやすく言うと、リコーでいうファンクションボタンに任意の変更パラメーターをアサインできるという感じのもの。メニュー>セットアップをぐるぐる回して項目を探すと、ソフトキー設定というのがあり、Bに1項目、Cに3項目設定できる。
それぞれの撮影スタイルによってうまく割り当てたいところだ。

ただこの辺も改良の余地があると思う。(リコーのようにユーザーの声を聞いてファームの更新を続けてくれるかは不明だし、その前に新しいNEX7とか出んるんだろうね)たとえば、撮影モードでおまかせオートを選んでしまうとソフトキーの割り当てが全く意味なくなってしまう。僕はBに撮影モードを割り当てている(P/A/S/M/とか選ぶやつ)このモードで仮にPオートからおまかせオートに選んでしまうと、Bキーに割り当てている撮影モードは撮影アドバイスに戻ってしまう。

仕方が無いところかもしれないが僕が考える解決策として、初心者モードと、上級者モードがはじめに選べることができ、まったくアプローチの異なるメニュー方法にするべきではないかと思う。中にはマウントアダプターでオールレンズを楽しむ層もいるようなカメラである。

5.レンズ
18-200mmは知らないけど、付いてきたのはそれなりに普通のレンズ。今後ロードマップによると、良さそうな焦点距離の単焦点も出てくるようなので楽しみな部分でもあります。30mmの(換算45mm)単焦点付いた新モデルとかも出たりして???。

総括
レリーズタイムラグもそれなりにあるし、シャッター音もそれなりにあるし、一眼レフユーザーからすると今2回撮ったの?と思う音もするし少々違和感があるミラーレースですが、多機能で動画もとれて高感度も強くてスイングパノラマもできて面白いカメラですねという感じ。僕的には50mmのF値が明るい単焦点が出ればちょっと遠目でスナップ用のカメラという運用でしょうか。
接近戦はTX-5とGRD3という構成には変りないかな。
でも買って損は無い。これはだけは言える。でもどうしても予算的に一台にしたい、写真がメインというなら入門用の一眼レフのダブルレンズキットにしたほうが得策と思う。入門用カメラといいつつNEXはカメラ好きのマニアックなカメラでありますよ(笑)

2011年3月7日月曜日

SONY NEX-5D 購入する。

どうして人間は新しいカメラやレンズが欲しくなるのか?何処かの偉い精神学者さんにお願いして研究して頂きたいと本気で思う訳だ。

やはり、小さいカメラは好きなようである。当初K-rにパンケーキってイイよね的な考えもあって、また、こう見えてもファインダーは無いと嫌だよね派なのでGRD3にもDP2Sにもビューファインダーは付けて来た。何か覗いて撮るのはやっぱりしっくりくる。
そんな中、ソニーのコンデジTX-5を買ってみてから何かが変わったような気がする。置きピンもできないカメラなんてカメラじゃ無いと思っていたが、手持ち夜景やスイングパノラマ。スマイルシャッター、人物ブレ防止とか。ああ、カメラってこういう面白さもありだよねって思ったんだ。

比較検討にα55もあった。これも中身的には同じ楽しさが詰まってる。EVFだけど見易くて使いやすそう。でも、一眼としては小さいが、NEXにはかなわない。撮影枚数も変わらない。

実はバリアングルって良さそうだなっていう感じがあって、これは外せないポイントというのがあった。α55ももちろんあるが、可動軸が下にあって引き出すと何かが変な感じがする。立て位置でもバリアングル使えるようにこういう風に変わったそうだが、僕はNEX-5の下から引き上げたら上から覗けるスタイルは良いと思う。

すでに後継機の噂もあるが、これは遅かれ早かれなので欲しい時買うモノだろうなぁと思う。ついでに、E-Mountの仕様も公開されるそうなので、サードも含めこのマウント規格に楽しみを残しつつ遊んでみようと思う。

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