2012年4月22日日曜日

Daido Moriyama Color

森山大道 カラー
2008-2012年にコンパクトデジタルカメラで東京を撮影した写真集。森山大道といえばハイコンモノクロ、「アレ・ブレ・ボケ」というイメージ。今回カラーということでどういう作品になるのか楽しみにしていましたが思った通り、ただカラーになっただけで森山大道のカラーはそのまま出ているというオチ。テーマがカラーだけに色を意識したカットが多く感じる。それらも森山大道という人間のフィルターを透過したカットとすぐにわかる。
明らかに大胆なトリミング、カラーノイズは普通消すであろう画像もそのまんまという感じ。カラーになっても「いいじゃないかこれで」という大胆さはさすがに師匠であります。
例のごとく大量の写真から選び出された写真。こういう写真は時代とともに難しくなっているのは確かなのですが、これからもがんばっていただきたい。昭和の世も21世紀も東京には男と女が息をして、街も呼吸しているということに変わりなく...。

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