2013年3月30日土曜日

地域の商店街

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大都市圏を除いて日本の大多数の商店街(駅前商店街含む)はさみしいことにシャッター通りになっている。
わたしが言うまでもなく車での移動が増え、駅を中心とした商業圏の崩壊。郊外型大型店舗の増加。品揃え安さなど個人商店が太刀打ちできるはずもなく人影は消える一方である。かつての街も若者が減り老人が増え地域そのものの活力が減退しているのもあるだろう。
一時期組合がらみで某市長選挙の演説なども聞いていたが、大型店舗進出による雇用の増加(中身はパートだが)を歓迎する一方、駅前通りの衰退対策に案はあるものの具体的な実行策が取れないのも事実である。内容的には新たに商店街を作り集まってもらうものや、立体駐車場の建設とテナントの誘致など。どれも今の現状をみると成功したものはなく。中心街の空洞化は進むばかりである。
思うに街と言うものは地域に産業があって人が集まり必要な商業圏が形成されお金が地域に循環してこそ街が形成されていくもの。地方に仕事が無く人も離れて必要なものはイオン系店舗とAmazonで用が足りるのでは地元商店街が無くなって当たり前の事実である。

それぞれの商店街にはその地域の顔がありとても面白い。しかし、近年都市部の再開発は画一されたチェーン店が軒を並べ、どこの都市でも同じような面構えとなっている。昭和の古いビルが消える影で街そのもののカラーが消えていっているような気がしてならない。個人による地域のための商売が表舞台から消えるのは少々さみしいものである。

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