2012年5月13日日曜日

GPS機能のないデジカメにiPhoneのアプリを組み合わせてジオタグを埋め込む

最近のデジタルカメラはGPS内蔵のものや一眼レフでもGPSユニットが用意されていたりと写真に位置情報を埋め込みパソコン上で表示させて楽しむという使い方も増えています。
スマートフォンのカメラには当たり前のようにGPSが埋め込まれ、使い方を誤るとプライバシーを自ら暴露してしまいかねない場合もあり、人によってはあまりよく思われていない機能なのかもしれません。
しかしながら旅行などの場合は後から地図上に配置された写真を見ながら、楽しい思い出を思い起こすという21世紀ならではの楽しみ方もできます。お仕事として写真を撮られている方もクライアントの要望にGPSを埋め込んで欲しいという場合もあるかもしれません。
ここではiPhoneアプリとデジタルカメラ(GPS機能のないもの)とMacを組み合わせてジオタグを埋め込もうというものです。

まずGPS-Trk2というアプリをインストールします。(リンク先でiTunesに飛びます)アプリは有料です。私が購入したときは850円でした。

アプリを起動するとこのような画面になります。
左下のオフと記録は文字通り。記録のままでOK
その下の連続と定期は簡単に言うと連続は位置が変わったときにポイントが記録される。このときGPSは連続してON状態。定期とは時間でポイントが記録される。GPSは自動的にオンオフされる。
下の「開始」で計測開始。「再開」は現在のトラック計測を再開。「停止」は計測停止。
右上の矢印はメニューになっていて、地図表示や現在地のメール送信、カメラ撮影などができる。
測定を開始するとGPS-Trkが赤くなる。GPS計測中は"計測中"がバーの下に表示される。


測定前にこの設定メニューから設定しておく。
「計測距離間隔(連続)」は先ほどの連続/定期の測定方法と連動した設定で、15mとしておくと15m動いたらポイントを記録するということです。
「計測距離間隔(定期)」は設定した時間ごとにGPSポイントを記録するということです。
「トラックフィルター」は明らかに大きな誤差があった場合ポイントをスキップします。オンでOKです。
メールを登録しておくと自動的にトラックデーターを送信したりできるようです。特に必要はありません。
データーのフォーマットはKML.KMZ.GPXとあるようですが、今回の方法はGPXにします。
GPS-GPS Exchange Formatの略

今回は20秒間隔で記録方法は「定期」で録ってみました。もちろんバックグラウンドで動くので何をしていても問題ありません。バッテリーのもちですが、1時間で6%程度でした。十分使えると思います。GPS内蔵カメラはバッテリーの消費が早いと聞いていますがどちらがよいでしょうね?測定が終わったら、真ん中の「トラック」を押して右上の矢印マークを押した中に「メール」があるので押すと.gpxを送信するメールが立ち上がるので送信します。
Macでそのメールを開き、.gpxファイルを任意の場所に保管します。

次にGPSPhotoLinkerをダウンロードし起動します。
赤矢印のLoad Tracksで先ほど保存した.gpxのファイルを読み込みます。
次に撮影してきた写真を読み込んだフォルダーをLoad Photosで読み込みます。
GPS情報を写真に埋め込む方法はSingle.Manual.Autoとありますが、簡単に一括付加させるにはAutoを使います。まず、写真をコマンド+Aですべて選択した状態にします。次にAutoタブから赤矢印の「Batch save to photos」を押すとカメラの撮影時間とGPSのポイントを参照して近いものを選んで写真にジオタグを埋め込んでくれます。写真を一つ選んで緑色の地球をクリックするとGoogleMapが開いてその写真のジオタグの位置を表示してくれます。
使ってみると驚くほど正確に表示されます。iPhoneのカメラでもGPSは付加されますがそれ以上の精度です。

順番が逆になりましたが、使用前にはカメラの日時設定をiPhoneにあわせておくことを忘れないようにしてください。GPSPhotoLinkerにはGPS情報を消したり、時差などの変更もできるようですのでもう少し使い込んでご紹介できたらと思います。

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