2010年4月2日金曜日

Sigma DP2s レビュー

Sigma DP2s
Sigma DP2s が届いた。モノクロがメインのため、さほど画質というこだわりは無い方であるが、初Foveonセンサーということで期待も高まる。やはり最高画質を出すにはISO100を使用することになる。個人的趣向も作用するがカラーでもRAWから現像するのであればISO800まででも使える。ただ、色乗りはISO800から少々厳しくなるが、これも味と思える部分もある。RAWから現像ということだが、今回SIgma Photo Pro(以下SPP4.0)という現像ソフトも4.0バージョンになり、デュアルコアサポート、色ノイズ、輝度ノイズのノイズリダクション機能が付きかなり使えるソフトに仕上がっている。ただし、私の環境だけかもしれないが、Mac版SPP4.0ではよく落ちる。特にレビュー画面で左上の画像送りを行うと頻繁に落ちるようだ。今後のバージョンアップに期待したい。

普段はRicohカメラ使いの筆者であるので、GXRと50mmのレンズユニットも候補に入っていた。高感度においてはこちらの方が有利ではあるが、DP2sの決め手はMFダイヤルにある。近年オリンパスをはじめとするミラーレスカメラの人気もあるが、レンズはAFのみで置きピンができない。(マウントアダプターでMマウントレンズを使うという手はあるが)そこは譲れない点だったので、やはりGXRかDP2sとなる。GXRはマクロボタンとダイヤルを動かすことで焦点距離を大まかに固定できるが、やはりダイヤル式のDP2sは魅力的だ。この点とFoveonセンサーを使ってみたいというところからDP2s購入に至った経緯でもある。

今回「s」がついた改良版となるが、AFの高速化、パワーセーブモードによるバッテリーセーブ機能など。魅力的な製品に仕上がっている。パワーセーブモードはLCDスリープ時間と連動して、レンズなどの給電を停止するように出来ているようだ。LCDスリープ時間を30秒とし、パワーセーブモードをONにすると、30秒でこのモードに入る。このときレンズは出たままになる。撮影時はレリーズを半押しすることで復帰し撮影することができる。(デジタル一眼レフと同じ感覚だ)復帰も遅いということはない。たぶん実験からすると、3時間は軽くこのモードで持つのではないかと思っている。このあたりはスナップにおいて重要な要素なので実戦投入にて再確認してみたい。

GR Digital3とDP2sでしばらく撮影してみたいと思っている。最強のコンビになることを期待している

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