2013年11月9日土曜日

もし

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 僕は彼と二度と同じ空間でコーヒーを飲んだり笑ったりすることは出来ないのだろうか?今日が終わってまた明日いつもと同じ日が来るとは誰も保証できない。もし、あの時あそこに寄っていなければ、もし、急用で違うところのに出かけていたら。もし、僕がちょっと飲んでいかない?って誘っていたら。もし、彼がここに赴任してこなかったら。こんなことにはなっていなかったかもしれない。

 人は悲しさの分だけ他人に優しく出来ると思う。だったら狭い路地を猛スピードで運転したり、歩道を颯爽と自転車で走ったり。他人を傷つけて何かを奪ったり...。そんなこと出来ないはずだ。ほんの一瞬の出来事がその人の人生を180度変えてしまうことだってある。
きっと彼は持ち前の前向きな明るさで立ち直ってくれることと思う。そう願わずにはいられない。

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